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病名別解説
帯下・おりもの


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帯下について

帯下の本来の意味は、今日一般によばれているこしけまたはおりものをし指したものではないが、近代医学では、婦人の性器よりの分泌が生理的以上に多い場合を帯下とよんでいるので、ここではこれに従うこととする。
漢方では、白帯下(虚証)、黄色帯下(実証)によって処方を使い分ける、以下に簡単に帯下の状態に因って選択する処方を述べる。

‥当帰芍薬散(白帯下、貧血、冷え性、、易疲労性)、
‥清心蓮子飲 (米のとぎ汁の様な帯下、胃腸虚弱、)
‥五積散(白帯下、冷え性)
‥八味地黄丸(老人性膣炎)、
‥キュウ帰膠艾湯(血性帯下)、
‥八味帯下方
(白色、黄色帯下、トリコモナス)、
‥竜胆瀉肝湯、(実熱、黄帯下、バルトリン腺炎)
‥荊防敗毒散、(黄帯下、ガンジタ)






帯下・おりもの・陰部掻痒

八味帯下方(はちみたいげほう)
当帰芍薬散加減(とうきしゃくやくさんかげん)
荊防敗毒散加減(けいぼうはいどくさんかげん)

@八味帯下方:[解説](名家方選・本朝経験方)
本朝経験方で、帯下、陰部掻痒を治す漢方薬である、
やや貧血気味で、腹部はそれほど緊張せず、白色又は黄色みを帯びた帯下にて量が多く、陰部掻痒を主訴とするものに良い。
此の処方にて肌の化膿症も改善する。

八味帯下方
:[構成]
当帰(とうき):山帰来(さんきらい): 川弓(せんきゅう): 茯苓(ぶくりょう):木通(もくつう):陳皮(ちんぴ): 金銀花(きんぎんか): 大黄(だいおう): 




A当帰芍薬散金銀花・木通:「解説」(金匱要略)
若い人の帯下などで、一般に疲れやすく、冷え性で、胃腸の弱い人に用いるが、いくつかの加減が必要になる、この処方は先人が様々に工夫を凝らし、伝えられている。肌の調子も改善する。

当帰芍薬散金銀花、木通:「構成」
当帰(とうき):川窮(せんきゅう):芍薬(しゃくやく):茯苓(ぶくりょう): 朮(じゅつ): 沢瀉(たくしゃ):金銀花(きんぎんか):木通(もくつう):



B荊防敗毒散加減:「解説」(万病回春)
膣炎、帯下にて
カビ、真菌、に対し荊防敗毒散が良く選択される、
加減は当帰、木通、山帰来とする、@の八味帯下方との合方。

荊防敗毒散
加減「構成」
荊芥(けいがい):防風(ぼうふう):羌活(きょうかつ):独活(どっかつ):前胡(ぜんこ):柴胡(さいこ):連翹(れんぎょう):桔梗(ききょう):枳穀(きこく):川窮(せんきゅう):金銀花(きんぎんか):薄荷(はっか):茯苓(ぶくりょう):甘草(かんぞう):木通(もくつう):山帰来(さんきらい):当帰(とうき):





参考になる処方名

●竜胆瀉肝湯 ●当帰芍薬散加減 ●加味逍遙散加減  
●八味帯下方 ●荊防敗毒散加減 ●柴胡加竜骨牡蠣湯 
●八味丸 ●清心蓮子飲 ●人参湯 ●六君子湯 ●香川解毒剤 
 ●温経湯 ●きゅう帰膠艾湯 ●大黄牡丹皮湯  
●桃核承気湯  ●千金内沢散 ●紫河車



・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・


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