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病名別解説
慢性膵臓炎


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慢性膵臓炎について

慢性膵炎患者の主要症状はまず腹痛、それも心下部から左右季肋部にかけての痛みであり、時に背部や肩への放散痛がみられる。 ほかに、体重減少、悪心、嘔吐、腹部膨満感ないしは重圧感、食欲不振などを訴えることが多く、その他、疼痛発作に伴う一過性の軽度黄疸、便通異常、発熱、口渇、多尿などのみられることもある。
 診断の確定は「不規則な線維増生」という病理組織学的所見にまたねばならないが、臨床的には、レ線上、膵に確実な石灰化像を認めることと、あるいは膵以外分泌機能試験で著名な膵外分泌機能低下が認められることなどが有力な診断のきめてとされている。

慢性膵漢方急性膵炎に対するそれと共通する点が多いが、病像の複雑化に伴い、更に多くの工夫を強いられるのが現状である。確定診断を下された慢性膵患者に対する漢方の治療歴が浅いことから、現在なお模索の段階であるというのが正直なところであろう。


急性膵臓炎について
急性膵炎の急性期には経口による薬剤投与は望ましくないので、絶食、絶飯のほか輸液その他非経口的な治療が行われる。従って漢方治療は発病後2〜7日を経て、経口的に食糧が与えられる時期とともに開始するべきである。症状は上腹部や背部の疼痛、鼓腸などであるが、漢方で使用される薬方は柴胡湯類、建中湯類が中心となる。





慢性膵臓炎

四逆散(しぎゃくさん)
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう
柴芍六君子湯(さいしゃくりっくんしとう)
延年半夏湯(えいねんはんげとう)

@四逆散[解説](傷寒論)
柴胡桂枝湯と並んで膵炎に良く使用される、柴胡剤を使う判断が難しい、柴胡桂枝湯の虚証に証に対して応用する。

四逆散
:[構成]
柴胡(さいこ): 枳実(きじつ): 芍薬(しゃくやく): 甘草(かんぞう):  



A柴胡桂枝湯[解説](傷寒論)
本方は、また胸やけあるいは悪心(おしん)、嘔吐を伴う胃腸の痛みによく用いられ胃・十二指腸潰瘍、膵炎に応用します。
痛みが主になる、消化管の炎症には、柴胡桂枝湯が一般に用いられる、多くの場合、やや体力が弱り気味の症状に対して応用する。

柴胡桂枝湯
:[構成]

三島柴胡(みしまさいこ):半夏(はんげ): 桂枝(けいし):黄今(おうごん):人参(にんじん): 芍薬(しゃくやく): 生姜(しょうきょう):大棗(たいそう): 甘草(かんぞう):



B柴芍六君子湯[解説](勿誤薬室方函口訣)
胃腸の弱い者で、食欲がなく、心下部が痞え、疲れ易く、足が冷えるもの、本方は主として、慢性膵臓炎、胃炎、胃痛、食欲不振、嘔吐などの症状に対して応用する。

柴芍六君子湯
:[構成]

柴胡(さいこ):芍薬(しゃくやく):人参(にんじん): 白朮(びゃくじゅつ): 茯苓(ぶくりょう):半夏(はんげ):陳皮(ちんぴ):生姜(しょうきょう): 大棗(たいそう): 甘草(かんぞう):



C延年半夏湯[解説](勿誤薬室方函口訣)
心下が痛み、肩こり、腹内から左肋骨(ろっこつ)・左胸背にかけて牽引痛して胸満(きょうまん)、足が冷えるもの。左腹直筋の緊張のあるもの。本方は主として、慢性膵炎、胃・十二指腸潰瘍、肋間神経痛、胃酸過多に応用します。

延年半夏湯
:[構成

半夏(はんげ):三島 柴胡(みしまさいこ): 別甲(べっこう): 桔梗(ききょう): 檳榔子(びんろうじ):竹節人参(ちくせつにんじん):乾生姜(かんしょうきょう): 枳実(きじつ): 呉茱萸(ごしゅゆ): 


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参考になる処方名

●柴芍六君子湯 ●大柴胡湯 ●柴胡桂枝湯 
●四逆散 ●黄解散 ●六君子湯 ●延年半夏湯
●桂枝加芍薬湯 ●小建中湯 ●大建中湯 ●真武湯 



 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です。・・・・


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