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病名別解説
逆流性食道炎


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逆流生食道炎について

逆流性食道炎食道炎症です。胃の内容物(主に胃酸)が食道逆流するために起こるとされています。食道は胃と異なり胃酸を防御する働きがないため、胃酸が逆流すると炎症が起きやすくなります。ひどい方場合、潰瘍を繰り返して、出血をしたり、食道下部が狭くなり、食べ物の通過が悪くなることもあります。

症状は主に胸やけで、特に屈んだ時や食べすぎた後あるいは就寝後に強くなるのが特徴です。また、げっぷやのどに酸っぱい水(胃酸)が上がってくることがあります。
 胃を手術で取っている方は、十二指腸のタンパク分解酵素が多くアルカリ性の消化液によって食道炎を起こしている場合もあります。
 欧米では以前から多い病気で、日本では少ないと言われていましたが、高齢化・食事の欧米化・診断の進歩により、日本でも非常に多い病気であることが分かってきました。

食事療法

“食事療法が重要である”

嗜好品、香辛料とともにさけるのが原則となっている。ヘビースモーカーに逆流性食道炎が発生しやすいという研究もある。 原の研究でも、喫煙量と再発率には有意の相関がある。アルコールはガストリン放出を促す刺激剤である。コーヒーのカフェインも胃液分泌を高める。 問題は医師が禁酒禁煙を申しわたしても、ほとんど実行されていない現実を直視するべきである。 アルコールは活動期にはやめさせるが、治療期にはストレスをとる意味での晩酌まで禁止しない。1日1〜2杯のコーヒーは禁止しない。


現代医薬との併用
1982年のH2-blocker(シメチジン)登場以来、抗潰瘍剤の治療効果は瞠目に値する。しかし一方で不応例や易再発の問題、副作用の問題もあるので、 今も漢方の意義は失われていない。
 activeな時期は現代医薬品(H2-blocker, proton pump inhibitor)を主とし、漢方薬の併用によりスムーズな漸減と廃薬、再発の予防を図る。


抗消化性潰瘍に応用する生薬
茴香:延胡索:黄ごん:黄柏:黄連:乾姜:甘草:桔梗:
桂皮:厚朴:五味子:山梔子:芍薬:縮砂:生姜:蒼朮:
蘇葉、:大棗:人参:半夏:白朮:茯苓:牡丹皮:





逆流性食道炎

茯苓飲(ぶくりょういん)
甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)
黄連湯(おうれんとう)


@茯苓飲:「解説」(金匱要略)
半夏厚朴湯と合方すると良い、脾が虚で胃に津液を送ることができず、水飲が停留し胸腹部に停滞し、それがいっぱいになって上逆すると水を吐く、と言う者に用いる、本方は主として、胃アトニー症、胃液分泌過多症、留飲症、胃腸性神経衰弱、などに証に随って応用する。

茯苓飲:「構成」
茯苓(ぶくりょう): 朮(じゅつ):人参(にんじん): 生姜(しょうきょう): 陳皮(ちんぴ): 枳実(きじつ):



A甘草瀉心湯:「解説」(金匱要略)
みぞおち痞え、胸焼けが起こり、下痢でも便秘でも、過敏性、ストレス性と思われる状態にも、障害された、食道、胃、腸を正常に戻す処方として、口内炎、ゲップ、ガス腹、口臭、吐き気、が起こる逆流性食道炎に証に随って応用する。

甘草瀉心湯:加減「構成」
半夏(はんげ): 黄今(おうごん): 人参(にんじん): 甘草(かんぞう):大棗(たいそう): 乾姜(かんきょう):黄連(おうれん):



B黄連湯:「解説」(傷寒論)
此の処方は甘草瀉心湯の黄ゴンを桂枝の変えた処方である。
みぞおち痞え、胸焼けが起こり、食道炎、胃炎、二日酔い、口内炎、ゲップ、が起こる逆流性食道炎に証に随って応用する。

黄連湯:「構成」
半夏(はんげ): 桂枝(けいし): 人参(にんじん): 甘草(かんぞう):大棗(たいそう): 乾姜(かんきょう):黄連(おうれん):





参考になる処方名

  ●
茯苓飲 ●甘草瀉心湯 柴陥湯 
人参湯 ●四君子湯 ●黄連湯 
化食養脾湯 ●香砂養胃湯



・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・


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