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病名別解説
脂肪肝


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脂肪肝について

脂肪肝とは、肝細胞の中に中性脂肪がたまりすぎた状態で、過食、酒類の飲み過ぎ、糖尿病などが原因でおこります。 また、薬剤(副腎皮質ホルモン剤、抗生物質など)の副作用や薬物の中毒でおこることもあります。

検査結果が、慢性肝炎とよく似ていて、見分けがつきにくいものです。
 明らかな肥満があって、コレステロール値やコリンエステラーゼ値が高ければ、栄養過多による脂肪肝が疑われます。
 また、飲酒常習者で、γ-GTPが高値であれば、アルコールの飲み過ぎによるアルコール性脂肪肝が疑われます。
 漢方では脂質代謝を改善し高コレステロールや高脂血症に伴う随伴症状の改善に証に随って応用します。





脂肪肝

柴苓湯加茵陳山梔子(さいれいとうかいんちんさんしし)
加味益気湯
(かみえっきとう)
分心気飲(ぶんしんきいいん)



@柴苓湯加茵陳・山梔子「解説」(得効方)
小柴胡湯に五苓散を茵陳蒿湯去大黄を合方した処方の加減で有る、免疫性の強化、脂肪肝、食道静脈瘤、肝硬変の予防に、証に随って応用する。熊胆または駆お血剤(丹参、霊芝、)田七人参製剤と併用がよい。

柴苓湯加茵陳・山梔子:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ):生姜(しょうきょう):黄今(おうごん):大棗(たいそう):人参(にんじん): 甘草(かんぞう):沢瀉(たくしゃ): 白朮(びゃくじゅつ): 茯苓(ぶくりょう): 猪苓(ちょれい): 桂枝(けいし):茵陳(いんちん):山梔子(さんしし):



A加味益気湯:「解説」(医療衆方規矩)
慢性肝炎、ウイルス性肝炎などの、長期間肝臓の炎症が起こり、肝臓だけではなく腎機能弱りが出たり、体力の弱った人に証に随って応用する。

加味益気湯
:「構成」

黄耆(おうぎ):人参(にんじん):朮(じゅつ):当帰(とうき):陳皮(ちんぴ):大棗(たいそう): 甘草(かんぞう): 柴胡(さいこ):乾姜(かんきょう):升麻(しょうま):猪苓(ちょれい):茯苓(ぶくりょう):沢瀉(たくしゃ):茵陳(いんちん):山梔子(さんしし):蒼朮(そうじゅつ):黄連(おうれん):




B分心気飲:「解説」(和剤局方)
水毒症状が有り、不安感、冷え、疲労感、頭痛、耳鳴、肩こり、動悸、歩くとフラッとなる(回転性のめまい)、気分がいたたまれなくなる、咽のつかえ感、異物感など、胸苦しさ、肥満、むくみなど、があり、処方中の生薬の沢瀉、大腹皮、灯心草は脂肪肝、肥満の改善にも役立ちます。
煎じ薬は香り、味も良く、服用し易い処方です、症状によって生薬の加減をします。

分心気飲:[構成]
桂枝(けいし)芍薬(しゃくやく):木通(もくつう):半夏(はんげ):甘草(かんぞう):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):灯心草(とうしんそう):桑白皮(そうはくひ):大腹皮(だいふくひ):羌活(きょうかつ):茯苓(ぶくりょう):蘇葉(そよう):青皮(せいひ):沢瀉(たくしゃ):白朮(白朮):檳榔子(びんろうじ):








生薬解説

脂質代謝に応用される生薬
黄連 血中脂質 田七人参 血中コレステロール、TG、
NEFA、HDL-コレステロール、
リポ蛋白、アポ蛋白、脂肪肝、実験的粥状硬化
何首烏 血中脂質 忍冬 血中脂質
枸杞子 血中脂質、脂肪肝 木通 血中脂質
柴胡 血中コレステロール、TG
リポ蛋白、アポ蛋白、脂肪肝
黄ごん 実験的粥状硬化
山梔子 血中脂質 甘草 血中脂質、脂肪肝、実験的粥状硬化
蘇木 高脂血症 霊芝 血中脂質、血管収縮性低下
沢瀉 血中脂質、脂肪肝 杜仲 血中脂質
猪苓 脂肪肝 丹参 血中脂質、脂肪肝、実験的粥状硬化




参考になる処方名

●柴桂湯 ●補気建中湯  ●補中治湿湯  ●四逆散
  ●柴苓湯加茵陳・山梔子 ●桂苓丸  ●丹梔逍遙散 
  ●分消湯  ●行湿補気養血湯  ●五苓散 ●大柴胡湯 
●防風通聖散 ●竜胆瀉肝湯 ●通導散 ●加味益気湯  
●分心気飲加減 ●熊胆 

 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・

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