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病名別解説
耳鳴り・難聴
中耳炎


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◆耳鳴り・難聴・中耳炎
について

◆漢方薬にて、耳鳴は老化現象一部…腎虚としてとらえる。
「万病回春」耳病「耳は腎の竅(きょう)なり腎虚すればすなわち耳聾して鳴るなり」と有り、慢性的な耳鳴りにて、なかなか改善しないものに応用する。
◆中耳炎・耳管狭窄・耳鳴りなど急性期を過ぎて、症状の長引く状態に応用する。




耳鳴・難聴・中耳炎

柴胡加竜骨牡蠣湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう
柴蘇飲(さいそいん
釣藤散(ちょとうさん


@柴胡加竜骨牡蠣湯「解説」(傷寒論)
自律神経的な不定愁訴に応用する、疲れ易く、気分が安定しないのが目標である。耳鳴り、不安神経症、イライラ感に応用される、
半夏厚朴湯と兼用は、胸部の胸苦しさ、動悸を落ち着かせ、ストレスによる気の塞りを改善し、また、腹部に動悸を自覚したり、不眠、肩背部のこりを訴えるものに症状に随って応用します。

柴胡加竜骨牡蠣湯:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ):茯苓(ぶくりょう):桂枝(けいし): 黄今(おうごん):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):人参(にんじん):竜骨(りゅうこつ):牡蛎(ぼれい):



A柴蘇飲:[解説](本朝経験方)
柴蘇飲は香蘇散の加減にて、耳鳴、突発性難聴、滲出性中耳炎などに用います、耳がボーとしたりする、トンネルの中に入った様な状態に良い処方です、飲みやすく、癖がなく、胃腸に穏やかにて、鼻水、咳など、柴蘇飲は(本朝経験)に傷寒後の耳聾と記載されています、突発性難聴、などに。症状に随って応用します。

柴蘇飲:
[構成
香附子(こうぶし): 紫蘇葉(しそよう): 陳皮(ちんぴ): 柴胡(さいこ):半夏(はんげ): 黄今(おうごん): 大棗(たいそう): 人参(にんじん): 生姜(しょうきょう):甘草(かんぞう):



B釣藤散:「解説」(普濟本事方、頭痛、頭暈諸方)
突発性難聴にて慢性化し、動脈硬化性と思えるのぼせが起こり、肩もこる、めまいが時にある、耳鳴りがする、目が痒く、くしゃくしゃする、つまらぬ事で腹が立つ、体が宙に浮いた様で、足がふらつく者に応用する。

釣藤散:「構成」
釣藤(ちょうとう):橘皮(きっぴ):半夏(はんげ):麦門冬(ばくもんどう):茯苓(ぶくりょう):人参(にんじん):菊花(きくか): 防風(ぼうふう):石膏(せっこう): 甘草(かんぞう):生姜(しょうきょう):柴胡(さいこ):生姜(おおれん):    



<処方の分類>
◆この表は、漢方薬をわかりやすく、すぐに役立つように専門的な術語を用いずに、出来るだけやさしく砕いて書いたものです。
 「訴え」は誰でも大体共通していますから、それを「確かめる点」で細別して処方を当てはめてゆきます。「狙い所」漢方的な目の付け所を摘要したものです。
 処方の配列は上から下に向かって大体実証から虚証へ、熱証から寒証への順序になっています。


訴え 確かめる点 狙い所 処方
耳がじいじい鳴ったり、がーんとしてよく聞こえない 症状が実証より〜やや中間証 脇胸苦満、自立神経的、ストレス性、
守備範囲が広い。
裏実、心下急
腎虚、虚閉

A柴蘇飲
赤ら顔でのぼせる、便秘など。 心気不足、上衝 E三黄瀉心湯
頭痛肩こりなどを伴い足が冷え、顔や唇が暗赤色。 実血、上熱下冷 F桃核承気湯
上記より軽症。 実血、上衝 G耳鳴丸
中間証 高血圧、動脈硬化
高齢になって発症したもの。
気逆 H釣藤散
体格が非常に弱い 頭に何か冠さったような感じでぼーとなる 水気上衝、冒、脉沈 C苓桂朮甘湯
頭痛肩こりなどを伴い貧血症。 虚血水 J益気聡明湯
腎虚による耳鳴。時には生殖器性神経衰弱の様態がある。 下虚、少腹不仁 K八味丸
L冬虫夏草

参考 柴胡加竜骨牡蠣湯、釣藤散、柴胡桂枝乾姜湯、五苓散合九味檳榔湯、小建中湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、瀉脾湯、B蔓荊子散、益気聡明湯、滋腎通耳湯、冬虫夏草、柴蘇飲、紫蘇子湯、加味四君子湯、耳鳴丸、C苓桂味甘、D通明利気湯、大建中湯、蝸牛霜(カタツムリの黒焼)、

 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です。・・・

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