TOPに戻る。
病名別解説
高血圧症
本態性・腎性


病名別解説に戻る

電話:055-222-7018




高血圧症(本態性・腎性)について

高血圧といった単位的病名で処方は決まることなく、随伴症状に応じて漢方薬が選択される、随伴症状としては易疲労感・脱力感・頭重感・不眠・めまい・立ちくらみ・肩こり・動悸・便秘・(非特異的症状)である。本態性・腎性に於いても、これらの症状を改善させ、QOL(生活機能)の向上を図る事が漢方応用の目的となる。

現代医薬品の高圧剤は切れ味がよいが、副作用としてのQOLの低下も指摘されている。したがってQOLの向上を図るために、病態に応じて積極的に漢方薬が試みられて良いと思える。



 
高血圧症

柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅこつぼれいとう)
釣藤散(ちょとうさん)
七物降下湯(しちもつこうかとう)

@柴胡加竜骨牡蠣湯:「解説」(傷寒論)
高血圧に、自律神経的な不定愁訴に応用する、疲れ易く、寝ていても身の置き所がないと言う様な、気分が安定しないのが目標である。柴胡加竜骨牡蠣湯は、高血圧症、血の道症、耳鳴り、狭心症、不安神経症、イライラ感に応用される、常に血圧計で測るタイプなどに良い、
半夏厚朴湯と兼用は、胸部の胸苦しさ、動悸を落ち着かせ、ストレスによる気の塞りを改善し、また、腹部に動悸を自覚したり、不眠、肩背部のこりを訴えるものに症状に随って応用します。

柴胡加竜骨牡蠣湯:「構成」
柴胡(さいこ):半夏(はんげ):茯苓(ぶくりょう):桂枝(けいし): 黄今(おうごん):大棗(たいそう):生姜(しょうきょう):人参(にんじん):竜骨(りゅうこつ):牡蛎(ぼれい):厚朴(こうぼく):蘇葉(そよう):
<釣藤鈎(ちょうとこ)の薬理
釣藤鈎(ちょうとこ)は中枢性には脳血流を良くし、脳動脈の攣縮を防ぎ、合わせてセロトニン代謝を調節して抗うつ作用を有し、頭部の血行動態を改善し、頭をすっきりさせる。



A釣藤散:「解説」(普濟本事方、頭痛、頭暈諸方)
高血圧症にて、動脈硬化があり、早朝に頭が痛くなる、のぼせが起こり、肩もこる、めまいが時にある、耳鳴りがする、目が痒く、くしゃくしゃする、つまらぬ事で腹が立つ、体が宙に浮いた様で、足が軽くふらつく者に応用する、釣藤鈎は頭部血流の改善にて、本方は高血圧症の自覚症状の改善に役立つ。加減は柴胡・黄連など加減する。

釣藤散:「構成」
釣藤(ちょうとう):橘皮(きっぴ):半夏(はんげ):麦門冬(ばくもんどう):茯苓(ぶくりょう):人参(にんじん):菊花(きくか): 防風(ぼうふう):石膏(せっこう): 甘草(かんぞう):生姜(しょうきょう): 柴胡(さいこ):黄連(おおれん):   
<釣藤散の応用>
◆『本事方』に「所以癇症の人、気逆甚だしく、頭痛、眩暈し、或いは肩背拘急し、眼目赤く、心気鬱塞する者を治す」とあり高血圧症、脳動脈硬化症、メニエール病に応用される。
又、西洋薬の血圧の薬に拠る鬱症状などは此の処方が良い、



B七物降下湯:「解説」(大塚敬節・経験方)
腎性の高血圧症にて、四物湯に黄耆、黄柏、釣藤鈎、杜仲の処方です、黄耆にて末梢血管の拡張、最低血圧の安定、釣藤鈎・にて高血圧、脳動脈硬化、四物湯には止血作用があり、尿蛋白の改善に応用される


八物降下湯:「構成」
釣藤(ちょうとう):当帰(とうき):川窮(せんきゅう):芍薬(しゃくやく):地黄(じおう):黄耆(おうぎ):黄柏(おうばく):  

漢方薬のご相談は、下記の問診表にてお受け致します。

SSL verisign 漢方相談 坂本薬局 漢方薬 漢方薬局 山梨
問診表を使った
御相談



参考になる処方名

  ●三黄瀉心湯 ●黄連解毒湯 ●大柴胡湯 
●柴胡加竜骨牡蠣湯 ●抑肝散 
●防風通聖散  ●釣藤散 ●八味丸  ●女神散 
●半夏厚朴湯 ●当帰芍薬散 ●桂枝茯苓丸


・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です・・・・

病名別解説に戻る

坂本薬局のトップに戻る