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病名別解説
胃酸過多症・胸焼け


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胃酸過多症について
慢性胃炎や胃、十二指腸潰瘍と共に起こることが多いが、精神過労、睡眠不足などが原因となることもある。胸やけ、酸っぱい水が上がる、空腹時の痛み、ゲップなどを訴える。
曲直瀬玄朔の医学指南篇の脾胃指南十二に、脾胃の働きは心の動きによって左右するもので、楽しい思いをもてば胃腸の働きが良くなり、不愉快な思いをすれば胃腸の働きが悪くなるばかりでなく、 病気になるとある。胃酸過多はそのような不愉快な感情が起こす病気である。 食事療法も重要である。




食事療法

“食事療法も重要である。”
◆嗜好品、香辛料とともにさけるのが原則となっている。ヘビースモーカーに胃酸過多が発生しやすいという研究もある。 原の研究でも、喫煙量と再発率には有意の相関がある。アルコールはガストリン放出を促す刺激剤である。コーヒーのカフェインも胃液分泌を高める。 問題は医師が禁酒禁煙を申しわたしても、ほとんど実行されていない現実を直視するべきである。 アルコールは活動期にはやめさせるが、治療期にはストレスをとる意味での晩酌まで禁止しない。1日1〜2杯のコーヒーは禁止しないなど、、、。


現代医薬との併用
1982年のH2-blocker(シメチジン)登場以来、抗潰瘍剤の治療効果は瞠目に値する。しかし一方で不応例や易再発の問題、副作用の問題もあるので、 今も漢方治療の意義は失われていない。
 activeな時期は現代医薬品(H2-blocker, proton pump inhibitor)を主とし、漢方薬の併用によりスムーズな漸減と廃薬、再発の予防を図る。


抗消化性潰瘍作用をもつ生薬
小茴香:延胡索:黄ゴン:黄柏:黄連:乾姜:甘草:桔梗:桂皮:厚朴:
五味子:山梔子:芍薬:縮砂:生姜:蒼朮:蘇葉:大棗:人参:
半夏:白朮:茯苓:附子:牡丹皮:





《胃酸過多》

安中散(あんちゅうさん)
甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとうかげん)
柴胡桂枝湯(さいこけいしとうかげん)
黄連湯(おうれんとう)


@安中散:「解説」(勿誤薬室方函口訣)
安中散の“中”は体の中心部である“胃腸”をあらわし、胃腸を安らかにするという意味合いがあります。宋時代の「和剤局方」という古典書で紹介されている処方です。やせ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、はきけなどを伴う次の諸症の胃酸過多に、証に随って応用する。

安中散:「構成」
桂皮(けいひ):延胡索(えんごさく):牡蛎(ぼれい):茴香(ういきょう): 甘草(かんぞう):縮砂(しゅくしゃ):良姜(りょうきょう):



A甘草瀉心湯:「解説」(金匱要略)
 神経を使う事により、胃と腸が障害された状態の胃酸過多症に守備範囲が広く用いられる、胸焼けはもちろんだが、げっぷ、腸鳴、下痢、口臭、口内炎、みぞおちの痞え、不眠、便が軟便にて気持ち良くでない、もやもやする、などに良い、食欲は有って、痛みよりむしろ重苦しさと、むかつきに用いる、症状に随って応用する。

甘草瀉心湯:「解説」
半夏(はんげ):乾姜(かんきょう):黄今(おうごん): 竹節人参(にんじん):大棗(たいそう):甘草(かんぞう):黄連(おおれん)



B柴胡桂枝湯「解説」(金匱要略)
雑病として応用範囲が広く、心下部を中心とし、心腹卒中痛(心下部がにわかに痛む)者に用いる、胃、十二指腸、胆嚢、膵臓、胆石、肝炎などの心下部疼痛疾患など守備範囲が広い、体質的証に随って応用する。

柴胡桂枝湯:「構成」
柴胡(さいこ): 半夏(はんげ): 桂枝(けいし):黄今(おうごん): 人参(にんじん):芍薬(しゃくやく):生姜(しょうきょう):大棗(たいそう):甘草(かんぞう):



C黄連湯:「解説」(傷寒論)
此の処方は甘草瀉心湯の黄ゴンを桂枝の変えた処方である。
みぞおち痞え、胸焼けが起こり、食道炎、胃炎、二日酔い、口内炎、ゲップ、が起こる逆流性食道炎に証に随って応用する。

黄連湯:「構成」
半夏(はんげ): 桂枝(けいし): 人参(にんじん): 甘草(かんぞう):大棗(たいそう): 乾姜(かんきょう):黄連(おうれん):




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参考になる処方名

●半夏瀉心湯 ●柴胡桂枝湯 ●四逆散 ●甘草瀉心湯 
●安中散 ●柴陥湯 ●半夏瀉心湯 ●化食養脾湯  
●生姜瀉心湯 ●桂枝加芍薬湯 ●理中湯  
●葛根黄連黄ごん湯 ●瓜楼枳実湯
●小陥胸湯 ●黄連湯

 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・。

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