TOPに戻る。
病名別解説
冷え性・血行障害


病名別解説に戻る

電話:055-222-7018



冷えと血行障害について

現在のオフィスビルの構造では、冷房抜きでは仕事にならず、かといって温度調節はままならない。このような悩みをう打ち明ける女性はことのほか多い。しかし同年代の女性で暑がりの人もいれば、中高年の男性で冷房が極めて苦手な人もいる。人それぞれ快適な温度が違うのである。それを漢方では体質が違うと言っている。

体質ごとに自己防衛の為に漢方の処方も異なる。冷え血行障害が伴うとが起こりやすい、冷房病による腹痛、生理痛などがそれである、食生活に於いては、生野菜、果物、冷蔵庫などの直接冷えた食べ物を制限すると良い、下記に冷え性の処方を紹介する。


当帰(とうき)の命名について
当帰は、「当帰夫」(当ニ夫ニ帰ルベシ)の略字で、これは昔、足腰の冷える貧血気味の嫁さんが、夫に冷え性で困ると云われて実家に帰り、漢方薬を飲んだ結果、その冷えが治り、夫のもとに当に喜び帰ったという故事によるもので、その時服用した漢方薬を当帰と名付けたものであるという、なんとほほえましい寓話ではないか、当帰は女性にとり聖薬と申して良いであろう。





冷え性・血行障害・冷房病

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)
温経湯(うんけいとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


@当帰四逆加呉茱萸生姜湯:[解説](傷寒論)
四肢(しし)の末端の、冷えがはなはだしく、貧血の傾向があるもの。あるいは、冷え性で腰痛または下腹痛のあるもの。冷房病、坐骨神経痛、腰痛、不妊症にも応用する。
 
当帰四逆加呉茱萸生姜湯:[構成]
当帰(とうき):桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく): 木通(もくつう): 細辛(さいしん):甘草(かんぞう):大棗(たいそう): 呉茱萸(ごしゅゆ):生姜(しょうきょう):



A当帰四逆湯:[解説](傷寒論)
冷え性にて、逆に顔はのぼせ、真っ赤になり、しもやけが出たり、お腹にガスがたまり易く、腰が痛み、上下に渡って血行障害のため肩がこり、気分が憂鬱になり易い人の体質改善に用いる。
 
当帰四逆湯:[構成]
当帰(とうき):桂枝(けいし):芍薬(しゃくやく):木通(もくつう):細辛(さいしん):甘草(かんぞう):大棗(たいそう):黄耆(おおぎ): 人参( にんじん):生姜(しょうきょう):



B温経湯:[解説](金匱要略)
 温経湯を冷え性に用いるのは、金匱要略の婦人雑病篇の条文による.「婦人小腹寒さ久しく胎を受けざるを治す、」
「婦人の病は,虚に因って積冷結気し,諸々の経水断続を為し,歴年有るに至って,血寒え,胞門に積結し,寒,経絡を傷る.・・・。
此の処方は冷え、血行障害、皮膚、粘膜の乾燥、ガス腹、のぼせ、頭痛などに証に随って応用する。

温経湯
:[構成]
呉茱萸(ごしゅゆ): 半夏(はんげ): 麦門冬(ばくもんどう):川窮(せんきゅう):芍薬(しゃくやく): 当帰(とうき):人参(にんじん): 桂枝(けいし):阿膠(あきょう):牡丹皮(ぼたんび):生姜(しょうきょう): 甘草(かんぞう): 



C当帰芍薬散:[解説](金匱要略)
冷え性にて、色白で貧血気味の体質で水はけが悪い体質に、身体を温め、血行を改善して、ホルモン系や自律神経系の働きを活発にします。また、肌のトラブルを改善し、排尿を促して水分の代謝異常を改善し、浮腫みなど証に随って応用する。


当帰芍薬散よく苡仁:[構成]
当帰(とうき): 川窮(せんきゅう): 芍薬(しゃくやく):茯苓(ぶくりょう): 朮(じゅつ): 沢瀉(たくしゃ):   




参考になる処方名

 ●当帰芍薬散 ●当帰四逆湯  ●折衝飲 
●当帰建中湯 ●当帰四逆加呉茱萸生姜湯  ●呉茱萸湯
  ●鹿茸 ●キュウ帰調血飲
●温経湯 ●柴胡桂枝乾姜湯
 ●真武湯

・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・

                   相談の多い病名に戻る  

坂本薬局のトップに戻る