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病名別解説
偏頭痛・群発性頭痛

三叉神経痛
動脈硬化の頭痛




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偏頭痛・群発生頭痛・三叉神経痛について

偏頭痛は頭の片側に限局して,発作的に頭痛が起こるもので,真性偏頭痛症候性偏頭痛に分けられる真性偏頭痛は遺伝性素因,内分泌障害,自律神経機能障害,アレルギーなどが関係するといわれているが,真の原因は不明なものである.症候性偏頭痛は各種疾患の随伴症状としてみられるものである.脳の器質的疾患,耳鼻科疾患,腎疾患,側頭動脈炎,高血圧症のほか婦人の生理周期に一致してみられる.
 前駆症状として閃輝暗点,全身倦怠,耳なり,めまい,複視,半盲,味覚と臭覚の異常などが起こる.続いて頭痛が起こるが,痛みは激しく,持続的で,わずかな刺激で増強する.随伴症状として悪心,嘔吐,下痢,食欲不振などの消化器症状,めまい,心悸亢進,肩こり,精神症状など,なお発作中交感神経緊張異常所見として,顔面の蒼白または紅潮,皮膚の厥冷または熟感,顔面および眼瞼の浮腫などを示すことがある.発作と発作の間は通常頭痛はない.

◆漢方薬に於いては、頭痛の起こり方、体質、症状などの状態に照らし合わせ薬方を選択する。





偏頭痛三叉神経痛動脈硬化性頭痛

五苓散(ごれいさん)
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
釣藤散(ちょとうさん)
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
川窮茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)


@五苓散:「解説」(傷寒論、金匱要略)
本方の偏頭痛は、脳の細胞間隙(さいぼうかんげき)に停滞する過剰水分(水毒)が原因と思われます、脳圧の亢進による頭痛、吐き気、口渇(こうかつ)等に応用します、本方にて利尿(りにょう)をはかります。便の方に水分が滞り、水分を取る割に小便が少ない、まぶたが腫れぼったくなる、下痢などが目標になります。

五苓散:「構成」
沢瀉(たくしゃ): 白朮(びゃくじゅつ):茯苓(ぶくりょう):猪苓(ちょれい):桂枝(けいし):
(煎じ薬)五苓湯(ごれいとう):沢瀉(たくしゃ):白朮(びゃくじゅつ):茯苓(ぶくりょう):猪苓(ちょれい):桂枝(けいし):



A呉茱萸湯:「解説」(傷寒論、金匱要略)
発作性の激しい頭痛や嘔吐症で、多くの場合胃腸部に冷感や水分の停滞感を伴います。頭痛は肩こりから始まって、耳の後ろからこみかみにかけて、激しい偏頭痛、表現は頭をガーンと抑え付けられた痛みという者に応用する、五苓散との判別がむつかしい。

呉茱萸湯:「構成」
呉茱萸(ごしゅゆ):人参(にんじん): 大棗(だいそう): 生姜(しょうきょう):



B釣藤散:「解説」(普濟本事方、頭痛、頭暈諸方)
動脈硬化があり、早朝に頭が痛くなる、又甘い物を取りすぎた時も起こる、のぼせが起こり、肩もこる、めまいが時にある、耳鳴りがする、目が痒く、くしゃくしゃする、つまらぬ事で腹が立つ、体が宙に浮いた様で、足がふらつく者に応用する。釣藤鈎は頭部血流の改善になり、脳血管障害の予防になる

釣藤散:「構成」
釣藤(ちょうとう):橘皮(きっぴ):半夏(はんげ):麦門冬(ばくもんどう):茯苓(ぶくりょう):人参(にんじん):菊花(きくか): 防風(ぼうふう):石膏(せっこう): 甘草(かんぞう):生姜(しょうきょう):    
<釣藤鈎(ちょうとこ)の薬理
釣藤鈎(ちょうとこ)は中枢性には脳血流を良くし、脳動脈の攣縮を防ぎ、合わせてセロトニン代謝を調節して抗うつ作用を有し、また末梢性には血行動態を改善する。



C苓桂求甘[解説](傷寒論)、
本方は、頭重、胃腸虚弱、脇腹の痛み、自立神経系の失調症状に用います。また抑うつ傾向のある不安神経症や不眠症にも応用します。その他視力の低下、低血圧などのにも用いられます。

苓桂求甘湯:[構成]
茯苓(ぶくりょう): 桂枝(けいし): 朮(じゅつ): 甘草(かんぞう):



D川窮茶調散:[解説](太平恵民和剤局方)
頭痛、慢性鼻炎、蓄膿症などにて、その他の症状に悪寒して、身体が痛み、肩がこり、頭痛がするなど、鼻汁が咽、気管に痰が回る者に良い。

川窮茶調散:
[構成]
川窮(せんきゅう): 荊芥(けいがい):薄荷(ハッカ): 白止(びゃくし): 薬茶(やくちゃ): 羌活(きょうかつ):香附子(こうぶし):甘草(かんぞう):防風(ぼうふう):



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参考になる処方名

●呉茱萸湯 ●五苓散 ●釣藤散 
●半夏白朮天麻湯  ●苓桂朮甘湯
 ●桂枝人参湯 ●柴胡桂枝湯 ●柴胡桂枝乾姜湯 
●柴胡加竜骨牡蠣湯  ●川きゅう茶調散


・・・・上記の処方は、選択しえる参考漢方処方です・・・・

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