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病名別解説
潰瘍性大腸炎


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潰瘍性大腸炎について

胃潰瘍十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍潰瘍性大腸炎は、もちろん西洋医学的の病名で、その病態は相当解明されているが、漢方ではその病態を知る上で治療するわけではない。心窩部の疼痛や腹痛、吐血、下血その他の胃腸症状などを把握し、全身症状と総合して、適応する薬方を証に対して選択する。しかし、 現在西洋医学の治療方法を優先し、それをふまえて、漢方をより有効に活かそうとするのが良いと言えよう。


養生と食養
胃腸疾患の大半は食事の取り方の誤りと言える。従って養生でも食養が大切なことは言うまでもない。また潰瘍性の場合は、生活上のストレスが最も問題になる。 原因の大半はストレスと関連があるが、養生の際もそのストレスをいかにして軽減するかが焦点となることはいう迄もない。





潰瘍性大腸炎

胃風湯(いふうとう)、
黄土湯(おおどとう)
キュウ帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
大桃花湯(だいとうかとう)
桃花湯(とうかとう)



@胃風湯:「解説」(太平恵民和剤局方)
 「和剤局方」瀉利門、胃風湯「水穀化せず、泄瀉注下、腹脇虚満し、腹鳴りきゅう痛し、及び腸胃の湿毒下ること豆汁の如く、或いはお血を下すこと日夜度なきを治す。」

◆香月牛山
(かつきぎゅうざん)「牛山方考」「此の方、古今の伝に膿血を下す症或いはお血を下すに妙剤也」という、症状に対して選択する。
胃風湯は潰瘍性大腸炎に名宝として広く用いられる。

胃風湯:「構成」
茯苓(ぶくりょう):人参(にんじん): 白朮(びゃくじゅつ):川窮(せんきゅう): 当帰(とうき): 芍薬(しゃくやく): 桂枝(けいし): 粟(あわ):





A黄土湯:「解説」(金匱要略)
 黄土
竈中黄土(伏龍肝)という、古き竈の内側の良く焼け抜きたるところの焼け土、現在ではなかなか手に入りにくい、竈の焼け土、貴重な物で有る、先便後血に証に対して選択する。

黄土湯「構成」
竈中黄土(そうちゅうおおど): 地黄(じおう): 蒼朮(そうじゅつ): 阿膠(あきょう):黄ゴン(おおごん):甘草(かんぞう):附子(ぶし):




Bキュウ帰膠艾湯:「解説」(金匱要略)
 諸の出血が続いて、貧血の状を呈する者に用いる、本方は主として腸出血、子宮出血、痔出血、血尿などに証に対して選択する。

弓帰膠艾湯
:「構成」

川弓(せんきゅう): 甘草(かんぞう): 艾葉(がいよう):当帰(とうき): 芍薬(しゃくやく):地黄(じおう):を煎じて、かすを取り、阿膠(あきょう):。



C大桃花湯:「解説」(千金)
 陰症の粘血便、下痢に証に対して選択する。

大桃花湯
:「構成」

赤石脂(せきしゃくし): 乾姜(かんきょう): 竜骨(りゅうこつ):当帰(とうき): 芍薬(しゃくやく):牡蠣(ぼれい):附子(ぶし): 白朮(びゃくじゅつ): 人参(にんじん):甘草(かんぞう):



D桃花湯:「解説」(傷寒論・金匱要略)
 陰症の粘血便、下痢に証に対して選択する、黄土湯と合方する。

桃花湯
:「構成」

赤石脂(せきしゃくし): 乾姜(かんきょう): 粳米(こうべい):





参考になる処方名

●胃風湯 ●弓帰膠艾湯 ●黄土湯 
●啓脾湯 ●桃核承気湯 ●甘草瀉心湯
●大桃花湯 ●桃花湯

 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・

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