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病名別解説
クローン病

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クローン病について

クローン病は原因不明の慢性消耗性疾患で腹痛、下痢、発熱、貧血などの症状と潰瘍による隣接臓器及び周囲組織への穿孔、腸管狭窄などを起こす。口から肛門にいたるまでいずれの部分も犯すといわれている。若年者に見られるが、時には初老のものにもみられる。
 クローン病は難治性の疾患であり、内科的治療で治癒することは稀で、その経過中に外科的手術が必要となる場合がしばしばである。しかも手術後の再発率は40〜60%と高く、手術後の瘻孔は難治性になりやすいという報告がある。このような状況の中、漢方処方においては、証に対しての選択する。

・腹腔内に膿傷
・管空臓器どうしの穿孔
・結腸膀胱瘻
・吻合部再発



クローン病

千金内托散(せんきんないたくさん)
托裏消毒飲(たくりしょうどくいん)
伯州散(はくしゅうさん)
断痢湯 (だんりとう)


@千金内托散:「解説」(万病回春)
化膿症で虚状を呈し、体力消耗の傾向のあるものに体力を付けて治癒機転を促進させる、症状に対して選択する。
癰疽、化膿症に重要な処方である、排膿機能を壮んにさせる、など症状に対して選択する。

千金内托散
:「構成」

人参(にんじん):当帰(とうき):黄耆(おおぎ):川窮(せんきゅう):防風(ぼうふう):桔梗(ききょう):厚朴(こうぼく):桂枝(けいし):白止(びゃくし):甘草(かんぞう):



A托裏消毒飲:「解説」(外科正宗)
やや虚状を帯びた、化膿性疾患の解毒と強壮を兼ねたもので、膿を消散させる、症状に対して選択する。

托裏消毒飲:「構成」
金銀花(きんぎんか):当帰(とうき):黄耆(おおぎ):川窮(せんきゅう):茯苓(ぶくりょう):桔梗(ききょう):人参(にんじん):p角刺(そうかくし):白止(びゃくし):白朮(びゃくじゅつ):芍薬(しゃくやく):甘草(かんぞう):



B伯州散:「解説」(大同類聚方)
日本における陰症の(よう)ならびに慢性潰瘍の主要な方剤である。腹腔内に膿傷、下腿潰瘍、凍傷の潰瘍、結核性の瘻孔、寒性膿瘍、痔瘻をはじめ、乳腺炎、中耳炎、カリエス、リンパ腺炎等の化膿性疾患の治療しにくいものに応用し、『外科倒し』という異名をもつ。

伯州散:「構成」
津蟹 反鼻 鹿角。各霜等分   伯州散  



C断痢湯 :「解説」(外台秘要方)
半夏瀉心湯の変方にて、心下に水飲があり、慢性化し、陰症となって下痢のやまないもの、痢病にて諸薬方の奏功せぬものの症状に対して選択する。

断痢湯 :「構成」
半夏(はんげ):茯苓(ぶくりょう):大棗(たいそう):人参(にんじん):乾生姜(かんしょうきょう):黄連(おうれん):甘草(かんぞう):附子(ぶし):



参考になる処方名 

●千金内托散 ●托裏消毒飲 
伯州散 ●断痢湯


 ・・・・上記の処方は、参考漢方処方です・・・・


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